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セイビング・ザ・サン リップルウッドと新生銀行の誕生
ジリアン・テット著 武井楊一訳 日本経済新聞社 2100円
不良債権問題から破綻した長銀がリップルウッドへの売却により新生銀行となり現在に至るまでの経緯と、その関係者の人物に焦点をあてることにより、日本の金融政策の問題点と、なにがその問題点を生み出すことになったかを、経済的な視点からだけではなく文化的、社会的背景をも含めて描こうとしている。個々の発言を通して見えてくる日本と欧米の金融システムや銀行に対する考え方の相違が興味深く、又、人間ドラマとしても読むことが出来る。
経済学者に騙されないための経済学入門
高増明、竹治康公編 ナカニシヤ出版 2940円
経済学者やエコノミストの唱えるもっともらしい論理はなにかが違うような気がするけれど、専門用語を振りかざされると反論できない。そんな風に感じたことのある人にお勧めの経済学入門書。経済学の基礎から最近の国際経済問題まで、難解な数式を使わずに解説。著者のWEBサイトでより理解を深めることも可能。
戦争とテレビ
ブルース・カミングス著 渡辺将人訳 みすず書房 2940円
イラクやアフガニスタンの報道が連日報道されていたように、現在、戦争をテレビで「見る」事は当たり前のことになっている。歴史学者である著者が、その映像によっていかに歴史が形作られて行くかを朝鮮戦争、ヴェトナム戦争、湾岸戦争を通して検証する。
利益誘導政治 国際比較とメカニズム
河野武司、岩崎正洋編 芦書房 2835円
「利益誘導政治」は政治の本質なのか?規模の大小を問わず有権者の請託を受けその不都合の是正のための方策を推進する、という点では政治家の責務でもあるが、政治腐敗を招く温床でもある「利益誘導政治」の構造と問題点を、各国における利益誘導の現状と比較し、その防止への方策を探る。
テロリスト・ハンター
鈴木主税、中島由華訳 アスペクト 2415円
著者はイラク出身のユダヤ人女性。彼女の職業は、アルカイダ等のテロ組織の資金供給源の隠れ蓑となって寄付金等を集めている団体を特定する、テロリスト・ハンターである。民間の調査機関に属するため、特権はない。公文書を丹念に調べ、変装してスパイ活動をし、証拠を得ることによってテロ組織とのつながりを解明していく。
家族ペット
山田昌弘著 サンマーク出版 1470円
法律上は物とみなされるペットだが、今は半数以上の人が彼らを「家族」だと考えている。「パラサイト・シングル」の語をつくった著者が、現代人がペットとどのような関係性を結んでいるのか、ケーススタディを中心に解き明かしていく。子供、愛人、母親など、ペットに求める役割は人によって様々だが、インタビューで語られるペットへの愛情(親バカ?)はどれも微笑ましい。
コイズミという時代
鎌田慧著 アストラ 1800円
著者いわく「戦後史上最悪内閣」の権力と世相に対する「ノンの声」の集成。世の中全てが右寄りに流れ、生粋の左翼の声は無力感を帯びがちだが、言ってもムダだと諦めずノンを綴る姿勢はやはり強い。
チェチェン大戦争の真実
植田樹著 日新報道 1890円
9・11以降、ロシア政府はチェチェン問題を「テロとの闘い」という構図に置き換えようとして来た。本書はそのような単純な図式化に異議を唱え、数百年にわたる民族問題としてチェチェンとロシアとの関係を詳細に記している。冒頭で紹介されているロシアとチェチェンの政治小話は本書の読後改めて読み返すと、重くのしかかってくる。
秀丸エディタハンドブック
仁著 翔泳社 1659円
Windows95やWordが普及するそのはるか以前から、多くの人に使われてきたエディタ・ソフトの代表格にしてシェアウェアの雄、秀丸の解説書が久々に刊行。プログラマや編集者など、エディタが手放せない方に役立つ「検索・置換」と「マクロ」機能を重点的に解説。
カノープスMTV/MTVX徹底活用
阿部信行著 ユーリード出版 2310円
テレビ番組を高画質に受信・録画できることで定評のあるテレビチューナー・MTV/MTVXを利用し、ビデオレコーダ的な使い方をする「ビデオパソコン」としての活用法を紹介。
Windowsゲームプログラミング
赤坂玲音著 ソフトバンクパブリッシン 2730円
プログラミング言語は学習したものの、ゲームのような実践的アプリケーションとなると…という方を、ひとつ上のレベルへと導く一冊。グラフィックス描画の基礎からマルチスレッドまで、必要なノウハウをレクチャー。
Boost C++ Libraryプログラミング
稲葉一浩著 秀和システム 2940円
C++言語の標準ライブラリ、STLに満足できなかった人々が、より強力なライブラリを求めて立ち上げたプロジェクト、それがBoost。C++の言語規格を強化するための、多岐にわたるライブラリを解説するはじめての本。
写真で見る・植物用語
今岩瀬徹、大野啓一著 全国農村教育協会 2310円
植物の観察をしていると、まずその植物の名前が知りたくなる。さらに一歩踏み込んで観察すると、植物の細かい部分の名称、専門用語を知りたくなる。用語集というと、学術的な解説が網羅的に並ぶものが多い中で、本書は用語が多数のカラー写真で解説され、大変わかりやすい。内容は専門的だが親しみやすく、自然観察入門者にも上級者にもおすすめの一冊。
鳥よ、人よ、甦れ
加藤幸子著 藤原書店 2310円
今年15周年をむかえた「東京港野鳥公園」のこれまでを、自ら設立に携った著者がつづる。都会に少なくなってしまった野鳥の舞う自然を守っていくことによって、人間も活気づくのだと気付かされる。
人間はどこまで動物か
日高敏隆著 新潮社 1365円
前著『春の数えかた』に続く、動物学者ならではの視点で述べられたエッセイ集。普段、あまり意識せずに見過ごしてしまっている身近なものについての観察眼に、思わず目からウロコがポロリ、の一冊。
「ファインマン物理学」を読む
竹内薫著 講談社 2100円
あの名著『ファインマン物理学』(全五巻・岩波書店)の、ありそうでなかった解説書。本書によると『ファインマン物理学』は第五巻から読むといいらしい。天才ファインマンの理論が一気に身近になる書。
なるほどなっとく!数学再挑戦
増島高敬、石井孝子編著 日本評論社 1890円
最近、大人の「数学やり直し」がブームである。本書では実際に社会とつながりのある数学を学ぶことができ、社会を知っている大人に最適な再入門書となっている。
建築ツウへの道
大島健二著 エクスナレッジ 2520円
建築に関するあらゆる話が100話収録されている。これらを読みつくせば、なるほど、建築ツウになれそうだ。巻頭には「建築ツウ」と書かれたシールも付いている。なるほど、これを貼れば、建築ツウだと自慢できそうだ。
医事課のお仕事
山田雅資作・飛田美琴画 医学通信社 1470円
マンガで学ぶ医療事務の入門書。所々に制度の解説やコラムなどが挿入されていて読みやすい。巻末に力試し用の医療事務試験付き。
写真でわかる臨床看護技術
村上美好監修 インターメディカ 2625円
多発する医療事故の原因には、医師と同様看護士の臨床技術力低下があげられている。その背景には教育システム上の問題など、様々な要因が……と、それはひとまず置いといて。これを読めば大丈夫!臨床に必要な基礎技術が簡潔なポイント入りのカラー写真であっという間にマスターできる。指導者にもオススメ。
経穴マップ イラストで学ぶ14経穴・奇穴・耳穴・頭鍼
森和監修 医歯薬出版 3150円
もっとわかりやすい取穴法はないのだろうか。学習者たちの共通の悩みを解決すべく作成された、図式中心の読んで楽しいテキスト。
医療改革と病院 幻想の「抜本改革」から着実な部分改革へ
二木立著 勁草書房 2835円
97年から7年間続いた医療制度抜本改革論議が昨年収束。これを一つの区切りとし、「骨太の方針」決定以降2年半の小泉内閣を中間総括する。補章として、今年4月の診療報酬改定についても触れられている。「将来予測の的中率、自称9割」の著書による最新の医療改革論。
リウマチ・膠原病診療チェックリスト
三森経世編 文光堂 6825円
発症病態に複雑な免疫異常がからむことや、全身の臓器を障害することなどから難解なイメージを持たれている膠原病・リウマチ性疾患。直ちに診断に結びつくガイドラインがないのもその原因の一つだ。それをチェックリストという形でまとめたのが本書。充実した内容で日常診療に役立つことまちがいなし。
ICDテキスト プラクティカルな病院感染制御
ICD制度協議会監修 メディカ出版 3360円
日本の病院感染対策のレベルはICD制度の発足により急速に上がってきた。今後求められる質の向上に備え、独学でしか学べなかったICDを標準化した高度な専門性が習得できるテキストとして提供。
マルクスのエコロジー
ジョン・ベラミー・フォスター著 渡辺景子訳 こぶし書房 5880円
人間は「自然」である――エピクロス、リービッヒ、ダーウィンなどの系譜をたどり、「人間は神の子」という宗教思想と、近代の「自然哲学」をも超えるマルクスの唯物論的環境論。
フロイト最後の日記
ジグムント・フロイト著 ロンドン・フロイト記念館編 小林司訳 日本教文社
12000円
歴史学者や歴史家によって存在だけがほのめかされていたフロイト最後の日記が遂に邦訳された。20世紀思想界の巨人、精神分析の創始者フロイトの内界をうかがわせる第一級資料。
昭和帝国の暗殺政治
ヒュー・バイアス著 内山秀夫、増田修代訳 刀水書房 2625円
戦前アメリカの日本特派員による日本のテロリズムとクーデター論。5・15から2・26まで改めて時代を振り返る。『敵国日本』(2100円)の姉妹編、待望の刊行。
保守革命とナチズム
小野清美著 名古屋大学出版会 6090円
ワイマル末期の青年保守派であるエドガー・ユングの思想と活動を通して「保守革命」の政治思想と構想を描きだすとともに、ナチズムとの本質的差異を明らかにする。ワイマルの悲劇をもたらした政治過程に新たに切り込んだ力作。
真実をとく鍵
アリス・ミラー著 山下公子訳 新曜社 1995円
ニーチェ、ピカソ、レンブラントらの作品から、苦しみ傷ついた子どもが浮かびあがる。虐待されて育った子は、憎しみを力に転じて独裁者となり、破壊と殺戮をほしいままにした。想像と破壊の隠された源泉を、天才たちの幼児体験から鋭く照射する。
奇跡の学力 土堂小メソッド
陰山英男著 文藝春秋 1470円
子どもの「学びたい」という力を、学校・家庭・社会でどう伸ばしていくか。新しいメソッドが全国の家庭学習のため初公開されます。
村田エフェンディ滞土録
梨木香歩著 角川書店 1470円
百年前の日本人留学生・村田君のトルコ滞在記。村田君のスタンブールでの日々は懐かしくも甘美な青春の光に包まれていた。国と国とが戦いを始めるその時までは。
川の名前
川端裕人著 早川書房 1785円
ひと夏の冒険が、少年たちを変えた。誰もが持っているという、川の名前とは?身近な自然と人間のつながりを、まったく新たな視点から見つめた、感動の青春小説。
紅の袖
諸田玲子著 新潮社 1575円
御台場築造のため品川御殿山にとどまることになった川越藩士樋口杢右衛門の妻女、沙代。夫の朋友と下女が移り住み、ひとつ屋根の下で暮らすうち、いつしか不信と愛憎の渦に巻きこまれていった。
チルドレン
伊坂幸太郎著 講談社 1575円
まっとうさの力はまだ有効かもしれない。信じること、優しいこと、怒ること、それが報いられた瞬間の輝き。ばかばかしいほど恰好よい、ファニーな「五つの奇跡」の物語。
天城一の密室犯罪学教程
天城一著 日下三蔵編著 日本評論社 2940円
密室トリックの奥義を究め、その秘密を解き放った伝説の男。逆説と風刺に満ちたロジックの一閃が、現世の壁に奇跡の扉を切り開く。時代を超えた輝きを放つ、純粋本格の至宝。
エドガー・ミント、タイプを打つ。
ブレイディ・ユドール著 松本美菜子訳 ソニー・マガジンズ 2520円
七歳の時、郵便配達の車に頭をひかれた少年。傷つき、負け犬と呼ばれ、はみだしそうになる主人公の姿を、切なく可笑しく、じわりと描くアメリカ文学の秀作。
谷崎潤一郎先生覚え書き
末永泉著 中央公論新社 2520円
「細雪」執筆の頃の谷崎潤一郎の秘書であった四年間。天才の名をほしいままにしていた作家の華麗なる日常と、濃やかな性情を感動と共に伝える。
ニホン語、話せますか?
マーク・ピーターセン著 新潮社 1050円
日本在住20数年、「時としてメンタリティはアメリカ人というより日本人」というマークさんによる、目からウロコの考察の日々。面白い日本語を嬉しがり、珍妙な和製英語にあきれ、誤訳に怒り、「ガイジン」ゆえの体験に苦笑する。
セーラー服とエッフェル塔
鹿島茂著 文春文庫 550円
パリ風俗とエロを書かせりゃマエストロ、鹿島教授のエッセイ集、アカデミックな猥談か読ませるセクハラか、フランス文学に興味のある方ない方どちらも是非お手に取りください。
回転スシ世界一周
玉村豊男著 光文社知恵の森文庫 660円
「スシ」は世界でどのように食べられているのか――パリ、ロンドン、ニューヨーク……日本の伝統食の変身ぶりに感心することしきり。お新香とミントの葉が入った“ジョン・レノン・ロール”、気になるでしょう。
122対0の青春
川井龍介著 講談社文庫 560円
98年夏。一回表だけで39点を取られ、「歴史的」スコアの負け試合をした青森県立深浦高校野球部。あの試合は「あってはならない試合」だったのか?部員たちは「かわいそう」だったのか?彼らのその後を加筆して待望の文庫化。
戦争における「人殺し」の心理学
デーヴ・グロスマン著 安原和見訳 ちくま学芸文庫 1575円
本来、人間が人間を殺すことには強烈な抵抗感がある。兵士として戦場に送りだすために、いかなる心身の訓練をすれば、殺人に慣れさせることができるのか?心理学者にして歴史学者、そして軍人でもあった著者が贈る本書は、米軍士官学校の教科書としても使用されている戦慄の研究書である。
レイニー・レイニー・ブルー
柄刀一著 光文社カッパノベルス 890円
青い瞳・怜悧な頭脳・容赦ない毒舌、けれど決して冷徹ではない人柄。「車椅子の熊ん蜂」と渾名される青年が周囲で起こる不可解な事件の謎を解く。
座右のゲーテ
齋藤孝著 光文社新書 735円
著者自身が壁に突き当たった時に『ゲーテとの対話』(岩波文庫)を読んだことで根本から発想転換することができた経験から、現在を生きる我々にも有益と思われるゲーテの言葉を選び、それを「発想の技法」といった観点から編んだ好著。
希望の仕事論
斎藤貴男著 平凡社新書 756円
日本の労働現場をシビアに見つめてきたジャーナリストが、会社に縛られない働き方を、取材体験をもとに提案する。
日本の偽書
藤原明著 文春新書 714円
記紀以前の書という「上記」「竹内文献」などは、明治時代の超国家主義者に歓迎された。偽書のメカニズムをさぐる。
20世紀とは何だったのか
佐伯啓思著 PHP新書 777円
第一次大戦からアメリカ文明の繁栄までの、西欧近代社会の帰結を、ニーチェの思想などをもとに説く「現代文明論」。
ID400
澤田知子著 青幻舎 2940円
本年度木村伊兵衛写真賞受賞作。街中の証明写真機で撮られた400パターンのセルフ・ポートレイトによる衝撃の写真集。これ以上フラットに成り得ない程フラットな手法が評価されたことは今後の写真批評にどんな意味を持つのか。
AILA
川内倫子著 リトル・モア 3675円
『うたたね』『花火』(ともにリトル・モア刊)で2002年度の木村伊兵衛写真賞を受賞した川内倫子の最新写真集。ひよこ、馬、カメなど様々な生き物が生まれてくる僅かな瞬間を4年の歳月をかけ追い続けた、なまなましく繊細な一冊の詩。
オイディプス王
ソフォクレス著 山形治江訳 劇書房 1680円
2002年に公開され、絶賛を博した蜷川幸雄演出・野村萬斎主演のギリシャ悲劇「オイディプス王」が5月より新演出にて再演され、話題を呼んでいる。山形治江によるこちらの現代語訳の出版は、父殺し、母との結婚等部分的には誰もが知っているオイディプス王の物語の全体を知るまたとないチャンス。
映画の授業
黒沢清ほか著 青土社 2520円
黒沢清、高橋洋、青山真治らの作家・技術者達が映画の構想から仕上げまでを具体的に解説。作る側にとってはためになり、観る側は新しい映画の見かたを発見する、必読の映画の教科書。
西洋ルネッサンスのファッションと生活
チェーザレ・ヴェチェッリオ著 加藤なおみ訳 柏書房 12600円
1590年にイタリアで刊行された歴史的名著『世界各地の古代および現代の服装』を再編集。ティツィアーノの血を引く画家、ヴェチェッリオによる木版画はルネッサンス時代に生きた世界の人々の服装を詳細に解説。服飾研究家のみならず美術愛好家の方々にもお勧めしたい美しさ。
美しく生きる言葉
中原淳一著 イースト・プレス 1050円
戦後、豊かに美しく生きるための手作りの知恵をもり込んだ「ひまわり」「それいゆ」等の女性誌を創刊し、女性に希望を与えた中原淳一。「どうしたら美しく生きられるのか」という永遠のテーマに繋がる彼の残した言葉をまとめた本書は、まさしく、美の聖書。
元・阪神 そして、ミスタータイガースは去った
中田潤、矢崎良一ほか著 竹書房 1300円
日本初のプロ野球チームである読売巨人軍との関係において、常に反抗者・抵抗者という立場に置かれている阪神タイガース。本書には、そんな阪神を阪神たらしめて来た元・阪神の選手たちの阪神に対する熱い思いや、彼らの阪神以後をめぐる物語が描かれている。『松坂世代』(河出書房新社・1890円)の矢崎良一らが執筆。巻頭には江夏豊と辻恭彦の対談もあり。
世界のコインマジック
リチャード・カウフマン著 TON・おのさか訳 東京堂出版 3990円
世界のコインマジックの名人・達人の作品がここに一堂に会しました。著者本人による多数のイラストを駆使し、マジックのテクニックとアイディアをわかり易く解説。付録にはマジック用のコイン三種類も付いています。コインマジックの世界を深く知ることの出来る一冊。
世界のこども部屋 ROOMS FOR KIDS
エクスナレッジ 1995円
「環境が人を育てる」などとはよく言われることですが、こんな部屋に住む子供たちは、いったいどんな大人になるのでしょう。とにかく、ため息の出るくらいおしゃれな部屋の連続。見れば見るほど、住環境に恵まれた彼らが羨ましくなって来ます。インテリアに興味のある方にとっては、アイディアとヒント満載の素晴らしい教科書となるでしょう。
体温免疫力
安保徹著 ナツメ社 1575円
多くの人は、風邪をひいて熱が出たときくらいしか自分の体温を気にすることはないだろう。しかし体温は、健康の維持に関わる重要なポイントになっているのである。世界的な免疫学者が、体温と免疫の関係を解き明かす。
野口体操 ことばに貞く
羽鳥 操著 春秋社 1680円
「からだ」と「ことば」は車の両輪のようなものである。野口三千三のことばからは、からだと動きのイメージが拡がり膨らんでくる。その教えの中から特に重要なことばを選び出し、懇切丁寧な解説を加えた野口体操の画期的な入門書。
宗哲和尚の精進レシピ
藤井宗哲、藤井まり著 河出書房新社 1680円
残りものをリサイクルする。ひとつの素材を何通りにも使いこなす。野山に自生する旬の素材を生かす。精進料理は、無駄なく、おいしく料理するための知恵の宝庫です。家庭で簡単に作れる、鎌倉不識庵のとっておきの料理128品を紹介。
直訳にこだわらないで英語を話してみませんか
石原真弓著 ベレ出版 1575円
ベストセラー『英語で日記を書いてみる』の著者の最新刊。言いたいことを英語で伝えられず、もどかしい思いをしたことはありませんか?表現を暗記しても表現力や英語的な感覚は身に付きません。本書では、発想を変えてみるだけで意外にも知っている単語や文法で表現できることを例文と一緒に解説しています。語学は暗記力より応用力!
決定版 英語シャドーイング
門田修平、玉井健著 コスモピア 1890円
元々同時通訳者訓練法のひとつであるシャドーイング。本書ではトム・クルーズなどのインタビューやニュースを使った実践トレーニングの他に、現在注目されているこのメソッドがいかに効果的かを科学的・言語学的な面から説明しています。通訳者というと上級向けにきこえますが、初級者の人にもおすすめの1冊です。
PIAZZA
東京大学イタリア語教材編集委員会編 東京大学出版会 3360円
イタリア語教材というだけではなく、恰好の現代イタリア事情・文化入門書となっています。「変わりゆく現代社会」「食べる悦び」「映画とマスメディア」など、広い分野から題材がとられています。イタリア語教材としてはちょっと難しめですが、簡単なトピックからチャレンジしていくといいでしょう。
ギリシア語のかたち
村田奈々子著 白水社 1365円
自分の名前をギリシア語の文字で書くことから始めます。音読対照表があるので、あの不思議な文字を正しく読めるようにもなります。また、付属のCDを聞くだけでも楽しい。アテネで街角の看板やメニューを読んでみませんか?
もしも……あなたが外国人に「日本語を教える」としたら
荒川洋平著 スリーエーネットワーク 1260円
突然外国人に日本語を教えることになってしまった三人の「いきなり先生」が主人公。試行錯誤と予期せぬ出来事の連続。成功例や失敗例など三者三様の授業風景が面白おかしく描かれています。この本を手にとって「日本語を教える」とはどんなことなのか、少しのぞいてみませんか。
ごくらくももんちゃん
とよたかずひこ作・絵 童心社 840円
ももんちゃんがお風呂に入っていると、きんぎょさん、さぼてんさん、おばけさんまで入ってきて、「ごくらくごくらく」。ももんちゃんがお風呂から出ると、お母さんがふーんわりタオルで包んでくれました。
ブルンミとななつのふうせん
マレーク・ベロニカ文・絵 羽仁協子訳 風濤社 998円
ブルンミはアンニパンニから7つの風船をもらいました。ブルンミは友だちに見せに出かけます。ところが緑の風船が柵にひっかかってパーン!と割れました。次は、だいだい色と紫色の風船が野バラのトゲにひっかかってパーン!次は3つも割れて、たったひとつに。うさぎに会うと、ずっとこんな風船がほしかったと言われます。『ラチとらいおん』(福音館書店・1050円)の作者で、心の描写がうまいです。
マドレンカのいぬ
ピーター・シス作 松田素子訳 BL出版 1890円
マドレンカは犬が欲しくてたまりません。ある時、犬の声がして、マドレンカは犬にリードをつけ散歩に出かけます。読者にその犬が見えるでしょうか。馬をつれた友だちと話がふくらみます。
おはつ
工藤直子作 ネイチャープロダクション写真 小学館 1260円
おはつとは「お初にお目にかかります」のこと。朝日とともに生まれた自然の瞬間は毎日変化しています。詩と写真のハーモニーがすがすがしいです。心にポッと温かいものが残ります。
魔女のこねこゴブリーノ
アーシュラ・ウィリアムズ作 中川千尋訳 平出衛絵 福音館書店 1365円
ゴブリーノは魔女のこねこですが、台所ねこになりたいと思っていました。ある日、魔女・お母さん・妹に見捨てられ、台所ねこになるために旅をします。ある時はみなしごと仲良くなり、ある時は船乗りのねこになり、またある時は人形つかいの一座のねこに。けれども、魔女のねことわかると追い出されてしまいます。
ウィッシュリスト 願い、かなえます
オーエン・コルファー著 種田紫訳 理論社 1449円
良心を残したメグは、悪党ベルチと一緒に老人ラウリーのアパートに盗みに入ります。気付かれて逃げますが、失敗を恐れたベルチがメグに向けたショットガンの一発が大惨事に。地獄へ行く途中、メグの魂は現世へ戻り、ラウリーの4つの願いをかなえる手伝いをすることになり、願いがかなうたびに2人の心が通います。メグの過去も次第にわかってゆき、最後はフーッと心安らぎます。
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