第9回 PCM竹尾 Dressco ノート

NOTEBOOK S:153×108×9o 1,470円 L:214×127×7o 1,575円
STITCHED NOTEBOOK 単冊:85×14.8×5o 735円
4冊セット:2,625円(ブックケース付)
デジタル全盛の今、万年筆だけでなく普段使いの筆記具に書き味を求めて、多くの人が試し書きをしている姿に、手書き文化の根強い力を感じるのは私だけではないはず。記したい、残したい事柄に合わせて書くモノにこだわる人はたくさんいる。そこでペンにこだわる人、こだわらない人にも書き味についてもう一歩踏み込んでいただきたい。
どんな筆記具でも書き味は書き手の書き方だけでなく、書かれるものによるところも大きい。ペンにこだわるように書かれるモノも選び抜き、ペンとノートを組み合わせることにより、ペンを走らせているときの引っかかりにつまずくストレスから解消され、ストレートに気持ちの乗った内容を記す。(たとえてみればマウンドを踏みしめたときに感じるピッチャーの感覚である。足場を気にせず気持ちよくスイスイ投げ込み、気がつけば勝利投手、そんなところか。)
深みや想い入れのスパイスが記した事柄に加わり、読み返したとき、思いに耽ったり、当時の自分を鮮明に思い出させてくれることだろう。
当然書き味にこだわれば、素材や製法にもこだわるためおのずと高級なものとなる。いま、このいわゆる「高級ノート」が注目され人気があるのも頷けることである。
そこで今回は『Dressco(ドレスコ)』を紹介する。商社の中には紙を専門に扱う専門商社がある。日本有数の紙の専門商社、株式会社竹尾が満を持してオリジナルステーショナリーブランドを立ち上げた。"ドレスのように。ドレスと一緒に。まるで身につけるように使ってもらいたい"。そんな想いから生まれたのがこのノートだ。

紙好きであったり、海外とのつながりが深い人はご存知の人も多いかもしれないが、まるで玉葱の薄皮のように軽く柔らかい、その名も「オニオンスキンペーパー」やその昔銀行の帳簿用につくられたことに由来する「バンクペーパー」、海外ではタイプライターに使われたり、これもまた銀行が証券などに用いたことに端を発する「スピカレイドボンドペーパー」がラインナップとなっている。どのシリーズも筆記特性には優れており、万年筆はもちろんボールペン、鉛筆でも十分楽しめる。
また、ドレスコのコンセプトにあるように、表紙にこだわり、見た目の美しさやおしゃれさにも注目したい。色やテクスチャーに特徴のある紙を使用し薄手の上製本にすることで気品高い美しさと長い年月使ってもらえる丈夫さを兼ね備えている。
胸ポケットからスッと出てきて目を引く上品さ、手元をより引き締めるアクセントが、あなたを高めてくれること請け合いである。
紙を知り尽くした竹尾がこだわりぬいたその紙はすべてにウォーターマーク(透かし)が入り、品質は申し分ない。紙好きは思わず心くすぐられるはず。
「このノートでいい」ではなく「これはこのノートに、この紙に書きたい、残したい」というあなたにお薦めの逸品である。
触れて、感じて、あなたの想いを綴るお気に入りとして身につけてみてはいかがだろうか。
レイド・・・むかし西欧で行われていた漉き方。簀の目(すのめ)のような模様は針金を並べた漉き桁によるもの
ウォーターマーク・・・メーカーが品質保証のために紙の銘柄や原材料名を記したもので光にかざすとよく見える。
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