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文化と国家 新装版 南原 繁著 東京大学出版会・3990円
1945年、東京大学(当時は東京帝国大学)の総長となった南原繁の、サンフランシスコ講和条約締結までの六年間における講演、演説集。
南原の演説は、当時の日本の社会情勢をそのまま写しとったかのように生々しく、かつ熱い。南原は、敗戦、平和、復興について語り、憲法改正について議会で論じ、また教育者として若者に呼びかけた。「自由」や「自主」についての拘りがいたるところに見出され、半世紀を経過した今も、その言葉の持つ勢いは失せてはいない。
政治理論史 新装版 南原 繁著 東京大学出版会・8925円
政治学の源流としての、ヨーロッパの政治思想史の包括的研究。古代ギリシア思想、キリスト教から、西欧の思想を丹念になぞり、その最後に社会主義思想へと至る。専門家でなくともぜひ読んでおきたい名著。
生きさせろ!―難民化する若者たち 雨宮処凛著 太田出版・1365円
現代の若者たちはなぜ「生きにくさ」を感じるのか。その根元にはいったい何があるのか。
本書は、このテーマに「働く」ということから攻め込んでいく。
フリーターとして生きる若者に話を聞き、過酷な労働条件によって体を壊したり、あるいは自殺に追い込まれたりしたケースを取り上げ、企業を、社会を糾弾する。
「闘いのテーマは、ただたんに『生存』である。生きさせろ、ということである。」

新自由主義―その歴史的展開と現在 デヴィッド・ハーヴェイ著 渡辺治監訳 作品社・2730円
1970年代、「新自由主義」(ネオリベラリズム)とよばれる「教義」が誕生した。
「強力な私的私有権、自由市場、自由貿易を特徴とする制度的枠組みの範囲内で個々人の企業活動の自由とその能力とが無制約に発揮されることによって人類の富と福利が最も増大する」とするこの理論は、「徹底的に」世界中へと広まった。
米英における「新自由主義」の発生、その最も象徴的な出来事としての、中国の経済自由化などをながめつつ、そこに生じたさまざまな問題を分析する。
ネオリベラリズムとは何か デヴィッド・ハーヴェイ著 本橋哲也訳 青土社・1995円
上に紹介した『新自由主義―その歴史的展開と現在』と同じ著者による、ネオリベラリズム論。本書にはネオリベ論のほかに、地理的不均等発展理論、空間論を収録している。
本書は、講演をもとにしているため、ネオリベを手っ取り早く理解したいという向きにオススメである。上に掲げた著作は、ネオリベを発生から詳細に論じあげた研究書であるが、本書はよりわかりやすく簡潔で、かつネオリベ批判に重点が置かれている。格差社会の根源にあるとされる、雇用・福祉問題、市場主義など、ネオリベがもたらした弊害について、主に米国の事情をもとに、明らかにしている。
竹島=独島 論争歴史資料から考える 内藤正中・朴 炳渉著 新幹社・2625円
日韓関係はこのところの相互交流によってずいぶん良好な状態になったが、いまだ竹島=独島問題に関してはくすぶったままだ。海洋資源や安全保障等の面から考えても、早期の決着がのぞまれる。本書はこれまであまり知られていなかった歴史資料もあらたにまとめ、論争解決への糸口を探る内容になっている。
地域産業振興の人材育成塾 関 満博編 新評論・2730円
近年日本の地域産業では事業所の廃業があいついでいる。特にモノづくりに関わる分野での衰退が目立っており、国の産業基盤の脆弱化が心配される。原因の主たるものとして人材難はあげられていて、各地で若者を育成しなければと機運が高まってきた。全国で最近若手経営者・後継者を結集する「私塾」というべきサークルが幾つも形成されつつあり、本書はその実態に迫る内容。老舗の復活が日本経済再浮上のカギだ。
価値創造型アウトソーシング フジサンケイビジネスアイ編著 日本工業新聞社・1800円
現代の日本では既にモノは在庫レス、いわゆる持たざる経営が定着している。人も同様に外部の優秀な人材を適宜活用する。派遣や請負の制度で経費の削減が急速化。本書はこうした流れの中で頭角をあらわしてきた企業を取材した内容。時代の変化に素早く対応できるかどうかが、今後の生き残り競争では不可欠な要素だ。
ユナイテッドアローズ 丸木伊参著 日本経済新聞出版社・1470円
著者は40年にわたって流通現場を取材し続けてきた人物。日本の小売業において、商品や店舗の質は以前に比べかなり向上したが、果たして接客サービスは進歩したかという疑問をながく持っていたそうだ。どこか社を挙げて、接客や顧客満足のレベルアップに本腰を入れている会社はないかと探していたとき、UAに出会い、その取り組みに感銘を受けた、と。

会社じゃ言えない SEのホンネ話 きたみりゅうじ著 幻冬舎・1470円
元プログラマ、フリーライターにしてイラストレーター。多くのSEから絶大な人気と共感を集める、きたみ氏の最新刊です。「NETWORK WORLD」での連載が元となった本書ですが、超過酷なSEの仕事の実態が赤裸々に綴られています。この苦しみを分かち合いたいという方や、新米SEの方もぜひご一読を。
SEO SEM Technique vol.1 翔泳社・1554円
検索エンジン抜きでは語れないインターネットマーケティングの最新情報を特集していく専門誌の第一弾です。
GoogleやYahooでのSEO対策の特集だけでなく、集客の根本となる「情報の質」を上げるということの意味を考える特集や、SNSマーケティングやRSSマーケティングなど、6つの連載も盛り込まれた旬の一冊です。
ウェブの仕事が上がる 標準ガイドブック1Webリテラシー ワークスコーポレーション・2980円
本書は、同社が刊行し好評の「Webディレクション標準ガイド」を包括し、さらにWebに関する業務全般を分かりやすく図解しています。執筆するのはセマンティックウェブの萩野達也氏ら最先端の専門家であり、また本書は新設のWeb検定の解説書ともなっています。本シリーズは今春までに4冊刊行予定です。(本書を含む)
TurboGears×Python 柴田 淳著 技術評論社・2079円
スクリプト言語Python製のWebアプリケーション用のフレームワークであるTurboGearsについて、まるごと一冊書かれた初めての書籍です。軽量言語であるPythonは覚えやすく扱いやすい言語として欧米で人気があり、そのフレームワークであるTurboGearsは比較的新しく話題のAjaxにも対応しています。最新の開発手法をマスターするには必読の一冊です。
Make : technology on your timeVolume2 オライリー・ジャパン・1575円
カイトフォトで空中撮影、などの電子工作の特集でガッチリと読者の心をつかんだ第1号より約8ヶ月、期待の第2号が登場です。今回の特集は「生物ハック」。ハムスター発電機など奇想天外の発明品が満載です。
かたつむりの世界(マイマイ属) 川名美佐男著 近未来社・8400円
かたつむりってこんなに美しかったのか! 日本のかたつむりを代表するマイマイ属の最大規模のコレクション。この40年間で消えていった種類も多く含むとのこと。
先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます! 鳥取環境大学の森の人間動物行動学 小林朋道著 築地書館・1680円
大自然に囲まれた小さな大学での動物騒動。たんなるエッセイではなく、事件を人間動物行動学の視点から描く好著である。
ウマはなぜ「計算」できたのか 「りこうなハンス効果」の発見 オスカル・プフングスト著 秦 和子訳 現代人文社・2100円
馬は計算できないが、人間の感情は読み取れる? 動物心理学の研究者がまとめた「ハンス現象」の調査報告。
確率の科学史「パスカルの賭け」から気象予報まで マイケル&エレン・カプラン著 対馬 妙訳 朝日新聞社・2520円
不確実な未来を予想したいという、人間の切望の具現化である確率・統計学。この学問の確立に人生をかけた天才達の物語。
ヒューマンエラーを防ぐ知恵 中田 亨著 化学同人・1680円
実に八つの出版社が自社からの出版を希望した、人気ホームページの単行本化。ヒューマンエラーの要因の特定と防ぎ方を、自分で考えられるように導いてくれる。
(DOJIN選書最新刊。 『黄金比の謎』 渡邉泰治著 1785円も同時刊行です)
マイクロ風力発電機の設計と製作 久保大次郎著 CQ出版・2520円
個人レベルの生活に取り入れることの出来る、マイクロ風車の本格的な製作解説本。初心者から電子工作ファンまで満足の一冊。
舟小屋 風土とかたち INAX出版・1575円
日本海側の海岸で古くから造られ、各地の特色を濃く反映している舟小屋。初めて見るのになぜか懐かしいような写真の数々は必見。
こんな研修医が欲しい! 前野哲博監修 日本医事新報社・2415円
研修医・医学生向け雑誌『Junior』の好評連載を書籍化。全国200余りの施設で研修指導医に行ったアンケート「どんな研修医が欲しいか」を再編集し、同テーマでの座談会の模様もあわせて収録。研修医、必読!
医療・看護スタッフのためのLGBTIサポートブック 藤井ひろみほか編・著 メディカ出版・2310円
LGBTIとは、レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー・インターセックスの頭文字をとった略称。LGBTIの人々が抱える問題について語られる機会は少なく、関係者や当事者自身が現状を把握していないことも多い。本書は彼らが医療現場において被っている不都合、不利益を知り、医療従業者としてのどのような対応をすればよいかをまとめた、日本初のマニュアル。丁寧にわかりやすく書かれているので、家族や関係者にもおすすめ。
身体知と言語 対人援助技術を鍛える 奧川幸子著 中央法規・3360円
対人援助における知識や技術は、各々の専門性は活動目的に応じて様々な領域や手法で実践され、クライエントとの相互交流を通して培われる。言葉や文章で他者に伝えることが難しいとみなされてきたこれらの身体知を、細密に言語化したのが本書。あくまで実践にこだわり、実践家の視点から実践言語で表現、中でもその思考過程がひとめでわかる図表は圧巻だ。現在、そして今後の実践家たちの指標として、多いに活用したい。
糖尿病診療実践ロードマップ 野田光彦編 南江堂・3675円
各分野における糖尿病診療のエキスパートによる最新のテキスト。各項目ごとに設けられている、日常で遭遇しうるモデルケースでより実践的に。
循環器病態学ファイル 村川裕二ほか著 メディカルサイエンスインターナショナル・5250円
臨床に直結し、気軽に読める教科書を目指して作成された書。病態生理学と薬理学に基づいた診療に必要な「センス」をこの一冊で。
はじめての漢方診療ノート 三潴つま忠道著 医学書院・3360円
『はじめての漢方診療十五話』(医学書院・5250円)の学習用ノート。漢方薬物治療における二大古典、傷寒論・金匱き要略収載の薬物を中心に、主要な漢方を整理して掲載。
天才はいかにうつをてなずけたか アンソニー・ストー著 今井幹晴著 求龍堂・2940円
ストーは著名な精神科医だが、本書は、精神医学の専門書ではなく偉人伝として面白く読める。チャーチル、カフカ、ベートーベンなど登場する名前は多岐にわたっている。求龍堂ならではの造本にも注目されたい。
優劣のかなたに 苅谷夏子著 筑摩書房・1680円
学びひたり/教えひたろう/優劣のかなたで、と遺作の詩に書き綴った教育者大村はまの思想に、残された「ことば」から近づこうとする。教育に本気で向き合った大村の熱意に感じ入ると同時に、著者が出会っている国語教師としての大村はどのような授業をしたのか、叶わぬ思いをめぐらせる。

築地 テオドル・ベスター著 和波雅子、福岡伸一訳 木楽舎・3990円
豊洲への移転計画によって今まさに無くならんとしている築地市場の仕組みについて私たちは何を知っているだろうか。ハーバード大学の人類学者が築地の奥深くへ入り込み、膨大な調査を通して日本最大の水産流通拠点の全貌をダイナミックに描き出す。
茶の帝国 アラン・マックファーレン、アイリス・マックファーレン著 鈴木実佳訳 知泉書館・3990円
茶はなぜ世界に広まり、受け入れた文明にどのような影響を与えたのか。茶の歴史を文化人類学的視点から考察し、喫茶のもたらした文化・社会的・経済的現象を解明した一冊。類書のない、画期的な研究書である。
物語嘘の歴史 マリーア・ベッテッティーニ著 谷口伊兵衛、G・ピアッザ訳 而立書房・2625円
嘘の歴史というより歴史の過程の中で、書物で嘘について書いてきた人々や嘘について語った人びとが、嘘をどのように理解してきたのかをプラトンからピノッキオの物語まで例証し、ユニークな面白さで嘘から真実を照射する。あなたは嘘つきですか?
ベンヤミンの迷宮都市 近森高明著 世界思想社・2940円
ベンミヤンの「遊歩者」の形象をめぐる、従来の「観察者」的理解に物足りなさを感じ、むしろ「畏怖する存在者」や「陶酔者」としてとらえかえす時に見えてくるものは? 夢・無意識等、フロイトの精神分析との交錯点をふまえて考察し、より切迫感をともなった都市論。新鋭社会学者による意欲作。
空中スキップ ジュディ・バドニッツ著 岸本佐知子訳 マガジンハウス・1995円
“バドニッツ体験”のあとには、世界が微妙に歪んで見える、光って見える切れ切れに見える……。木の芽どきに相応しい(?)あなたをナニかから解放する短編集。
ある島の可能性 ミシェル・ウェルベック著 中村佳子訳 角川書店・2520円
『素粒子』から9年の歳月を経て、未来への最終章が遂に完成!

ロング・グッドバイ レイモンド・チャンドラー著 村上 樹訳 早川書房・2000円
待望のハルキ訳『長いお別れ』が遂に刊行! 書き下ろしのあとがきも90枚収録。装丁も秀逸。
風花の里 佐々木丸美コレクション第4弾 佐々木丸美著 ブッキング・1680円
マルミストたちの熱い想いが結実し、コレクション全18巻の刊行が始まりました。創元推理文庫からも3部作が刊行中で、今年はマルミストにとって充実の一年になりそうです。
鬼しぐれ 花家圭太郎著 集英社・2310円
徳川秀忠の囲碁指南役戸沢小十郎が挑むのは、いったい誰の首なのか――? まさに「痛快」というほかない、長編時代小説。とにかくご一読ください。
日本語は天才である 柳瀬尚紀著 新潮社・1470円
『フィネガンズ・ウェイク』『チョコレート工場の秘密』の異才の翻訳家による日本語エッセイ。そんじょそこらの日本語本とは一味も二味も違います。
もしもし、運命の人ですか 穂村 弘著 メディアファクトリー・1375円
人気歌人による最新エッセイ集。先日車中にて、隣の女性が読んでいた本があんまり面白そうだったので(チラチラ盗み見ましたすみません)、降りがけにタイトルを教えてもらったらこの人の本でした。やっぱりね。
マンハッタン・コールガールの日記 トレイシー・クワン著 竹内さなみ訳 角川文庫・820円
気分がふさぎがちな時はエロでも読もう。ただのエロじゃ退屈だから、作者と友達になれそうで、「うん、うん、その気持ちわかる」ってなれそうなやつ。コールガールものは、実はそんなに珍しくない。告白ものの王道といっていい。これは、2000年代のニューヨークにおける彼女たちの生活日記。興味本位で読み始めても、いつしか彼女たちの友人であるかのような気持ちになっているはず。

スペイン旅行記 チャペック旅行記コレクション カレル・チャペック著 飯島 周訳 ちくま文庫・777円
スペインに少しでも興味のある人は、絶対この本を手に入れて下さい! もう、「すばらしい!」の一言に尽きます。1929年にチャペックがスペインを旅行し、文化に、風景に、スペイン娘たちに魅了される様子が独特のイラストと共に綴られています。ヘミングウェイの「日はまた昇る」のちょうど5年後。これを読みながら、タマネギをかじり、一緒にワインを飲みましょう!
ネコを撮る 岩合光昭著 朝日新書・756円
動物写真家として名高い著者がみずからの手の内を大公開! ネコを撮るならオスを狙え、ネコの時間割を知れ、ネコ写真の構図の撮り方などなど、これからの季節、カメラを下げてネコを撮りに出かけませんか。
亡食の時代 産経新聞「食」取材班著 扶桑社新書・735円
「きょう、朝ごはんにガムを食べてきたよ。」この類の話は学校現場では珍しくない。子供たちの食生活の乱れは、すなわち教えることができない大人たちの問題でもある。崩壊する日本の「食」と、それに対する取り組みを描いた扶桑社新書創刊第一弾。

哲学のことば 左近司祥子著 岩波ジュニア新書・819円
新書で、しかも中高生向きの新書でこんなに面白い本を出しちゃっていいんだろうか? 古今東西の哲学者のエトセトラのことばを元に、生とは恋とは人間とは何なのかを書いたエッセイ。哲学入門にも哲学「学」入門にもおススメ。
フリペの楽しみ 柳沢小実著 ピエブックス・1680円
大好評を頂いた『リトルプレスの楽しみ』の続編が登場しました。前回は、個人や仲間うちで発行する、趣味性の高いちいさな出版物を集めたものでした。今回は、「ちいさな出版物」というコンセプトはそのままに、お金を取らないフリーペーパー(フリペ)だけを集めております。特に心惹かれるのは、「まち通信」という章にまとめられたフリーペーパーです。北海道のニセコや、東京の狛江市、長野県の西之門町などが発行元となり、それぞれの町の昔ながらの行事や、新しくできたお店などを紹介しています。これらのフリーペーパーは作り手と読み手が一直線上にあります。近年こういった形の出版物は稀なように思います。本の最後には、著者の柳沢さん自身が作ったフリーペーパーが綴じこまれています。自分のフリーペーパーを作ってみたくなった方は、こちらをご参考に。
春のめざめ
原作・イワン・シメリョフ『愛の物語』、絵・映画「春のめざめ」より(監督・アレクサンドル・ペトロフ)、文章構成・児島宏子 徳間書店1680円
ロシアで制作されたアニメーションをもとにした絵本です。このアニメーションの監督であるアレクサンドル・ペトロフは、前作「老人と海」で、2000年のアカデミー賞短編アニメーション部門賞を受賞しています。その「老人と海」も、今回の「春のめざめ」も、同じ技法で作られています。その技法とは、油絵をガラスの板に描いたものを次々コマ撮りしていくという非常に時間のかかるものですが、そのため画面には筆のあとが残り、印象派の絵画のようなやわらかい光や雰囲気といったものまで描くことができるという利点があります。
「春のめざめ」は、16歳の男の子が年上の女性を好きになるかなしい物語で、ひじょうに古典的な味わいがあります。文章構成をされているのは、アレクサンドル・ソクーロフや、ユーリ・ノルシュテイン監督作品の日本語字幕で知られる名手、児島宏子さんです。帯には俳優の香川照之さんによるコメントがつけられています。
雅姫のリバティノート 雅姫著 集英社・1575円
美しく独創的な花柄で有名なリバティプリントと、雅姫さんが出会いました。イギリスで生まれ、アールヌーヴォー時代に花開いたリバティの歴史とともに、リバティを使った小物のレシピやリバティにまつわるあれこれを紹介した一冊です。雅姫さんプロデュースのオリジナルプリント3種類も見逃せません。

子どもと一緒に家のこと。 山本ふみこ著 ポプラ社・1575円
子ども達の家庭での過ごし方が重要視される中、掃除や洗い物など、ちょっとしたお手伝いが見直されつつあります。今一番育てなければならないのは、生きる力なのではないでしょうか。難しく考えず、日常を子どもと一緒に暮らしてみませんか。
世界を変えた6つの飲み物 トム・スタンデージ著 新井崇嗣訳 インターシフト・2415円
ビール、ワイン、蒸留酒、コーヒー、紅茶、コーラという六つの飲み物の歴史が一冊にまとまりました。欧州では、コーヒーの普及前は、朝食でアルコールが飲まれていたってご存知でしたか? 古代の味を求める方は、巻末の付録をご覧ください。
ジャンクSPORTS アスリート魂!死闘編・爆笑編 ワニブックス各・1000円
毎週日曜夜の人気番組が、軽快なテンポはそのまま本になりました。トリノ五輪金メダリストの荒川静香さんは、実は学生時代ガングロだった!? 等など、活躍中のアスリートのこぼれ話、裏話が満載です。
1976年のアントニオ猪木 柳澤 健著 文藝春秋・1890円
今年に入ってからプロレスに関する本がよく売れています。その中でも特にお勧めなのがこちら。プロレスラーアントニオ猪木の魅力に、端正な文章で熱く迫ります。
世界ノ夜景 丸々もとお文 丸田あつし写真 ダイヤモンド社・2625円
夜景フォトグラファー丸田あつしによる、日本を含めた世界の夜景のみの写真集。太陽の力を借りず、人工の光によって照らし出された黄金色に輝く壮大な都市の光景を眺めていると、人間の営みの力強さを感じます。
辞書からはじめる英語学習 関山健治著 小学館・1575円
本書は英語学習者にとって不朽のバイブルである「辞書」を骨まで食べつくすための「辞書攻略本」。英語辞書の基本ともいえる学習英和辞典の情報の読みとり方を学んでいきます。
本書独自の英語辞書引き検定(1級〜10級)を設け、品詞の区別やイギリス英語とアメリカ英語でのつづりの違い(初級編)から、語源の読み方、英英辞典の基礎知識(上級編)まで様々な項目を設定しました。あなたの辞書を英語学習支援の最強ツールに変える一冊。
30分で50語を記憶!英単語 小倉慶郎著 DHC・1575円
@クイック・レスポンス(日本語から英語、英語から日本語へ瞬時に口で言えるようにする練習)を使って英単語を覚えます。A覚えたばかりの英単語が収められた英文をシャドーイング(聞こえてくる英語に合わせて影のようについていく、聞きながら話す練習)をします。B最後に日本語を見ながらどんどん英訳してみることによって英語アウトプットの力(スピーキング力)が身につきます。つまり、一つのパラグラフを使って単語だけではなく、リスニングとスピーキングという総合的な英語力がつく学習本です。
与謝野晶子の『みだれ髪』を英語で味わう リース・モートン著 中経出版・1575円
原文の立派な歌を読むと同時にこれが英語でどう訳されるのかを楽しめる本書。それは日本語と英語の対話、あるいは、比喩を変えれば、連歌のような連作の一環ともとれます。日英朗読CD付。日本語朗読は檀ふみさんです。
ケンブリッジ現代英語文法入門 Huddleston・Pullum 共著 United Publishers Services Limited・2940円
専門性にかたよることなく最新の研究成果を取り込んだ本書は英語文法の入門コースにうってつけのテキスト。「英文法」を極めたい方におすすめの一冊。
中国の子供に学ぶ中国語@ 鐙屋 一著 はまの出版・1785円
中国には、親が子供に聞かせる子供のための読みものが数多くあり、やがて子どもたちは、好きなお話をひとりで読むようになります。本書はそうしたお話から神話や伝説を選んで紹介しています。物語世界を通じて生き生きした中国語、中国人の精神世界に触れてみてください。
新版 中世ラテン語入門 國原吉之助編集 大学書林・6720円
中世ラテン語とはいかなるものかにはじまり、古典ラテン語と語彙・綴り、語形変化、統辞法などにおいてどう変わっているか、また中世という時期通じてどのように変化をとげたかについて幅広く言及しています。広く西欧の中世に関心を抱いている人は是非一読をおすすめします。
ようちえんっていうところ ジェシカ・ハーパー文 G・ブライアンカラス絵 いしづちひろ訳 BL出版・1365円
毎朝遊びにきてくれるはずのトミーが今日は来ない! 動物たちはソワソワ。聞けば「ようちえん」というところに行ったらしい。ようちえんってどんなところ?ちゃんと帰って来るわよね?心配する動物たちの元にはずんだ声のトミーが帰ってきました。動物たちとトミーの関係がとても素敵なあったかい絵本です。
シモンのおとしもの バーバラ・マクリントック作 福本友美子訳 あすなろ書房・1680円
アデールは弟のシモンを学校へ迎えに行きます。角を曲がり公園を通り博物館へ行き、美術館へ行き……と、家に戻るまでに、シモンはたくさんの落とし物をします。そして、シモンまで姿を消し、シモンをさがして一緒に帰ったときはクタクタ。でも玄関の戸をたたく音がして、問題はいっきに解決!!絵の中で落し物をさがすのが楽しいのですがなかなかみつからないものもあり、じっくり楽しめます。
番犬屋マル きたやまようこ作 メディアファクトリー・1050円
得意なことがない犬のマルは「いぬ」ということだけで出来そうな「番犬屋」という商売を思いつきます。やってくる依頼を頑張ってこなすのですが、その不器用さ故に、うまくいかなかったり……。それでもマルは失敗で得た教訓を胸に、少しづつ成長していきます。
池 水辺の自然 ゴードン・モリソン作 越智典子訳 ほるぷ出版・1470円
冬の終わりから、このお話は始まります。冬眠から目覚めはじめる虫や両生類たち、春の訪れともに池のまわりにやって来る鳥たち、色付く草花。池をめぐる一年間を、臨場感あふれる文章と美しいイラストで読者を池のほとりへと誘います。
べんけいとおとみさん 石井桃子作 山脇百合子絵 福音館書店・1680円
昭和のまだゆっくりと時間が流れていた時代のお話で、子どもにじっくり楽しんでもらえそうです。お父さんお母さんかずちゃんまりちゃん、ねこのおとみさん犬のべんけいの一家の一年を通しての楽しい出来事が入っています。石井桃子さんの百歳のお誕生日に復刊された本です。『きんいろのしか』『ぶかぶかティッチ』『みんなのこもりうた』『迷子の天使』と共に復刊されました。日本の児童文学の礎を築かれたおひとりである石井桃子さんの長年にわたる仕事を、是非ご堪能下さい。
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