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まだまだ!これからも!ずっと!長新太 没後5年フェア 唯一無二の絵本作家、長新太さんが亡くなって今年で5年になります。
もう長さんの新しい本は読めないのかな…と思っていたら、出ました、新刊!その名も『人間物語』(芸術新聞社)。
雑誌『飛ぶ教室』に連載されていた、15コマ漫画です。

まだまだ、ずっと、私たちは長さんを忘れずにいたい。
そんな気持ちを込めてこの新刊と、ジュンク堂書店児童書担当が選ぶ長新太さんのオールタイムベストを特集しました。
また、素晴らしいゲストにもご参加いただいています。吉祥寺にある小さな絵本屋さん「トムズ・ボックス」の店主でもあり、
編集者として長さんと一緒に何度も仕事をした、土井章史さんです。
きっと子どもの頃に一度は読んでいる長さんの絵本。思い出しながら、お楽しみください。


人間物語

人間物語

長 新太 著  芸術新聞社  1,680円(1,600円+税)

15コマ漫画の長新太です。
「この漫画は、思いあがった人間が、生きものや、自然からチクチクと毎回しっぺ返しをうける
物語です。」と作家本人の言葉が残されている(作家長新太は2005年に他界)。
が、私はそれよりもまず、ヒトコマヒトコマの絵として線のちらばり、緊張感をみて、溜息を
ついてしまう。すごい美しい漫画本である。そのあとゆっくりお話を味わいたい。
                            (トムズボックス店主・土井さんより)
                            ※下の画像をクリックすると拡大表示されます。

【長 新太 プロフィール】
1927年東京府荏原郡羽田町に生まれ、蒲田に育つ。2005年中咽頭癌により死去。
49年、東京日日新聞の漫画コンクールに入選。1949年漫画家デビュー。
58年『がんばれさるのさらんくん』で絵本の絵を手がける。
63年、初めての作絵の絵本『ベタベタブンブンおおさわぎ』を出す。
74年『おしゃべりなたまごやき』にて国際アンデルセン賞優良作品。
77年『はるですよふくろうおばさん』にて講談社出版文化賞絵本賞。
99年『ゴムあたまポンたろう』にて日本絵本賞。ほか受賞多数。
絵本・マンガ・挿絵・イラストレーション・エッセイ・童話などジャンルの境界を気にすることなく独特のナンセンス世界を表現。熱狂的なファンを獲得した。
『人間物語』は雑誌『飛ぶ教室』での連載をまとめたもので、没後5年後の新刊として話題を呼んだ。


みんなが選ぶこの一冊!トムズボックスさんが選ぶ長さんの本


まるでてんですみません

佐野 洋子 著 長 新太 画
1,470円(税込) 偕成社

佐野洋子の文に長新太が絵をつけた絵本。主人公は、マルや点々のテンであったり線であったり佐野の不思議な世界を長が視覚化したわけですね。 この本が出たときもう20年以上も前の話なのですが、私は日本橋丸善のサイン会に急行したわけですが、あの佐野洋子と長新太が二人そろって暇そうに並んでいました。 最初は3冊の本でしたが、復刊して1冊の絵本になりました。やっぱりすごい絵本です。

ムニャムニャいきのバス

長 新太 著
1,470円(税込) 偕成社

20年以上もまえ私がフリーの編集者として初めて長さんと仕事をさせてもらった私個人として記念の絵本なのです。 当時、長さんできるだけ過激な絵本をつくりたい、と言っていた。でき上がったのがこのオレンジの絵本。 ムニャムニャゆきのバスからは、三角定規や徳川家康や龍などがおりてくるのです。そしてムニャムニャはどんなとこかと聞いても、 ムニャムニャだからおもしろいんじゃないの、聞いてはいけませんと、いわれてしまうのです。

へんてこライオンシリーズ

長 新太 著
1,523円(税込) 小学館

小学館の絵本雑誌「おひさま」に創刊から連載されたシリーズを単行本にしました。 ライオンが少しずつ形を変えていって何に変身するかあてるゲーム感覚の絵本です。 ライオンの変身するさまが本当におもしろい。私の正解率は30%ぐらい。家族でみんなで楽しみたい絵本です。

トムズボックスについて

東京の吉祥寺のはずれにある小さな絵本屋がトムズボックスです。月代わりで好きな絵本作家たちの展覧会をやっています。 好きな作家は、長新太、井上洋介、片山健、スズキコージ、たむらしげる、荒井良二などですね。店主の土井は、一方でフリーの絵本編集者でもあり、土曜だけ店番しています。
ホームページは http://www.tomsbox.co.jp/


みんなが選ぶこの一冊!ジュンク堂書店 書店員が選ぶ長さんの本。


ブタヤマさんたらブタヤマさん

長 新太 著
1,260円(税込) 文研出版

ちょうちょを追いかけるブタヤマさん。
いつのまにか、とんでもないピンチが背後に迫っています。
「ブタヤマさん、うしろをみてよブタヤマさん」! ハラハラドキドキ、最後は「ホッ」。
なのにブタヤマさんたら、な〜んにも気がつかないんだから脱帽です。
天文館店 児童書担当 浅野 

ごろごろにゃーん

長 新太 著
840円(税込) 福音館書店

猫たちを乗せたへんてこな飛行機は海を越え山を越えどこへ行く? 「ごろごろにゃーんごろごろにゃーんと、ひこうきはとんでいきます」 繰り返しの文章が癖になる不思議な絵本。 長新太さんの絵本はどれもヘんてこ。だからすごい。 予測不可能な魅力にぐいぐい引き込まれてしまいます。
新潟店 児童書担当 石田

つきよ

長 新太 著  1,365円(税込) 教育画劇

語り手のたぬきさんがどこにいるのか わからないくらいに小さく、 おつきさまの大きさが分かります。 山から滑って落ちてきたおつきさま。 やまのおくの湖はうっすら照らされて、 色んなことをしています。 私たちの知らないところで、 おつきさまってこんなことしてるのかなぁ・・と 読み聞かせてあげるといい本です。長さんがいなくなって早5年。
本はずうっと生き続けます。
札幌店 児童書担当 西浦

チョコレートパン

長 新太 著
840円(税込) 福音館書店

「これはチョコレートの池」そんな書き出しから始まる不思議な絵本。 タイトルにあるパンだけでなく、いろいろな動物がこの池にやって来ます。 次々と池に飛び込みチョコレートコーティングされてゆく動物たちに、とうとうしびれを切らしたチョコレートの池は・・・? こんな池があったらいいなぁと、子供はもちろんのこと大人もわくわくしてしまう、長新太さんらしい一冊です。
ロフト名古屋店 児童書担当 宮本

つきよのキャベツくん

長 新太 著
1,260円(税込) 文研出版

キャベツ君が歩いていると前から歩いてきたのは、 大きなトンカツ!!
さらにトンカツソースも走ってきて・・・
ありえない設定なのでラストまであっという間に 読んでしまえるユーモア絵本。
明石店 児童書担当

おしゃべりなたまごやき

寺村 輝夫 著 長 新太 画
1,260円(税込) 福音館書店

長さんの絵が王さまのお茶目な感じを一層引き立てています。 口はみんな描かれていない分、すぼめていたり、にっこりしていたりするんだろうなと想像しながら読めるところも私のお気に入りな部分です。 おはなしもゆかいで、間違いなく楽しめます。
那覇店 児童担当 浦田

ゴムあたまポンたろう

長 新太 著
1,223円(税込) クレヨンハウス

頭がゴムでできてるポンたろうくんです。山にポンとぶつかるとボールのように飛んでいきます。 何処にとんでくのかな?大男のバットのような角にあたったり、おばけのお父さんにあたったり、どんな物にあたってもゴムだから痛くないそうです。 飛んで行きながら、ポンたろうは、いろんな世界を見ています。ポンとはじかれなかったら、このお話は続きません。 バラのとげに驚いて、ぶつかり、ハリネズミのハリには当たらなかったようです。何の事だろうと思われる方、是非読んで下さい。長さんの優しさが、見えてくる1冊です。
京都店 児童書担当

みんなびっくり

長 新太 著
1,575円(税込) こぐま社

眠っている間にお尻に顔を描かれてしまったゾウくんのお話。 おかしくって、かわいそうで、でも最後には一安心。 子どもさんと一緒に、ちょっぴりドキドキしながら読んで頂けるんじゃないでしょうか。
「うしろからみると、こんなふうになるよ」 完成したお尻のらくがきを真正面からみせてくれるページ、私は毎回、ここで笑ってしまいます。
三宮店  児童書担当 石橋

こんなことってあるかしら

長 新太 著
1,223円(税込) クレヨンハウス

ナンセンスな絵本を書いたら、長新太さんの右に出る人は いないのではないでしょうか?
とてもリズムカルな文章は読み聞かせにピッタリです。 また、深みのある色とダイナミックな筆使いも読み手に強い インパクトを与えます。
「ばかばかしい」「こんなことあるわけない」
そんなことを言わないで、 「こんなことってあると思う?」
もしかすると、もっと素敵な「こんなこと」考えているかもしれませんよ?人はあまり意味のない想像をしている時が、 実は一番楽しいのではないでしょうか?
そしてそれを誰かと共有して一緒に笑えたら、 とても素敵なことですね。 
岡山店 児童書担当 渡辺

絵本画家の日記+講演会DVD

長 新太 著
2,940円(税込) ビーエル出版

本や映像は不思議なもので、今現在この世にいなくても、そこにいるかのように錯覚させる。罪作りなぐらいに。
日記と映像。それらで構成されたこの作品は、一人の絵本画家が確かに息づいている。 絵本作家ではなく、絵本画家。その言葉どおり、画家としての視点から様々な事を、時には毒を交え、時にはユーモアも交え淡々と語る。プロの画家の孤高な横顔を覗かせながら。 絵本だったら簡単に描ける、という言葉を店内でも耳にすることがあるが、一度是非本書に触れていただきたい。 襟を正したくなる一冊。
難波店 児童書担当

ぼくのくれよん

長 新太 著
840円(税込) 福音館書店

ぞうさんのくれよん。
ぞうさんにしか使えない、ぞうさんだけの大きな大きなくれよん。
青い丸を描けばかえるさんは池と間違えたり、赤く塗りつぶせば、みんなは火事だと大騒ぎ。 長さんの絵本の魅力は、こちらの物差しを遙かに超えるスケールの大きさだと思います。 私の気に入っているのは、調子に乗って絵を描いてみんなを困らせたことでらいおんさんに叱られているページ。 でも懲りずに描き続けるぞうさんが大好きです。
三宮駅前店

なんじゃもんじゃはかせのおべんとう

長 新太 著
840円(税込) 福音館書店

なんじゃもんじゃ博士と友だちのゾウアザラシがお弁当を食べようとすると、変なオバケの木が「おべんとうをちょうだい!」とやってきて、博士たちは逃げ出します。 しかし、次々とお弁当欲しさに、大きなエビやジャガイモのオバケ、ブタのはながやってきます。博士はお弁当の中身を駆使して、オバケたちを撃退するお話です。 長新太さんのユーモア溢れるオススメの1冊です。
梅田ヒルトンプラザ店 児童書担当

ムニャムニャゆきのバス

長 新太 著
2,940円(税込) ビーエル出版

バスから、いろんな物が降りてきます。「ベエー ベエー」と降りるボタンをどうも押してるようです。 「ベエー ベエー」トブザーの音がしましたよ。始めは、海の魚が降りてきます。山の池の魚に用事かしら なんて。 今度は、三角定規が降りてきます。降りる時に、“かたくるしい挨拶はぬきにして”と一言言っていきます。さあ、次は何が降りてくるでしょう。 長さんの絵本は、本当にページをめくるのが楽しみになります。何が降りてくるか、さっぱり予想がつきません。 親子そろって読んだら、面白い絵本の1冊です。
京都店 児童書担当

アブアアとアブブブ

長 新太 著
1,680円(税込) ビリケン出版

長さんは、本当にすごい絵本作家だなと、思う。 絵本て、たくさん出ているけど、 絵本でしかできないことをやってる絵本には、 なかなか会えない。
そういった意味でも、長さんはすごい! この絵本も出会えてよかった一冊。 絵本にしか出来なくて、長さんにしか出来ない一冊。
長さんのピンクは、疲れた脳にいきわたるあまーい飴みたいに、 元気をくれます。
新宿店 児童書担当 兼森


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