ようこそ、年代の棚へ。
人は、しばし歩を休め、回想する。あるいは、ふとした拍子に忘れていた過去が甦り、今の自分に揺さぶりをかけてくる。私はどんな時代を生きてきたのか? あのときの出来事はなんだったのか? その間、私は何を失って、何を得たのか?
そんな問いに対し、本は時に素晴らしい答えを返してくれる。
本の歴史がすなわち、膨大な過去の記憶ではなかろうか。
ならば、今現在読むことができる本で、過去のある年代を再構成してみよう。当時からずっと読み継がれてきた本もあれば、現在の視点で振り返ったものもある。長らく歴史に埋もれていたけれど、再評価され復刻されたものもある。いずれも<今>の私たちとつながっているものばかりを選んだ。
フォーカスした時代の実像をうまくあぶりだせたらいいと願う。しかし、仮にうまく出来なかったにせよ、1冊1冊がいずれ劣らぬ優れた書き手による渾身の作。きっと新鮮な出会いがあるに違いない。
なお、便宜上西洋暦による1decadeすなわち10年単位でひとつの棚を構成する。今後、各年代がつながってゆくことによって時代の流れが見えるようになればと考えている。
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