![]() 池袋本店では4Fにて「共に生きる平和」フェアを開催(2010/8/20まで)。150点あまりの平和・非暴力についての書籍が一同に介します。
今回WEBほんのしるべではその中からテーマ毎に、これはとくに読んでもらいたいという25点をご紹介します。
池袋本店フェア担当より:夏になると、多くの書店で反戦・平和関連のフェアが開催されます。池袋店でも毎年規模の大小はあれど、何らかの形でそのようなフェアを行ってきました。 しかし、大切なテーマであることはわかっているのですが、恒例化してしまったことで少々新鮮味に欠けるラインナップになっていたことは否めません。 今回、『平和の棚の会』のご協力をいただいたことで、非暴力・ジェンダー・格差問題など、幅広いテーマの書籍を並べることができ、担当者としても目から鱗が落ちる思いでした。 是非多くの方にフェア「共に生きる世界」をご覧いただき、思いがけない本との出会いを果たしていただければ幸いです。 |
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【平和の棚とは?】 »「平和の棚の会」からのご挨拶 / » 新宿店担当:澤樹より / » 那覇店担当:宇田より |
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「平和の棚の会」からのご挨拶 20社の出版社が集まって「平和の棚の会」を設立したのは2008 年でした。さらにその1 年前には、東京・新宿のジュンク堂書店に画期的な棚が生まれていました。 「反戦平和棚」です。当時、こういう本の並べ方があるのかと出版社仲間で話題になり、およそ1 年の検討・研究期間を経て私たちの会が発足しました。 私たちが選書の基準にしているのは「積極的平和」という概念です。戦争がなければそれだけで平和なのか――という根源的な問いがその根底にあります。ヨハン・ガ ルトゥングが提唱し、いまやノーベル平和賞や気候変動に関するIPCC にも反映されている考え方です。 戦争や紛争で平和が脅かされることはいうまでもありません。当然、戦争・紛争のない世界であってほしいと誰でも切望します。戦争・紛争の原因や結果を研究し分析 することは重要ですし、私たちの出版活動のメインテーマでもあります。しかし一方で、福祉が行き届かなかったり、ジェンダーや労働で差別されて苦しむ人がたくさんい ます。つまりその人たちの平和も日常的に脅かされているのです。家庭内暴力や添加物・薬物入りの食物も、私たちの平和を脅かす重要な要素だと考えられます。 こうした広範なテーマにわたる本をまとめて提示してみようというのが、私たちの基本的考えです。むろん、私たちの出版物だけで当該分野をすべてカバーすることは できません。しかし、「考え方」を具体的な本の形にして並べることで、漠然としてはいても全体像が見えてくればいいと、考えています。 ネット検索で本を探して購入するというのは当たり前になりました。しかし、コンピュータによる検索では目的とする本とその周辺の本にしか行き着きません。 一方書店店頭にはいろいろな本が並んでいます。だからこそ、自分では気づかなかった本に出会えます。これはネット書店には絶対にない、リアル書店のメリットで す。近代の知識はこうした書店店頭から生まれ、育ってきたと言っても過言ではありません。 本は隣にどんな本があるかで表情が変わります。たとえば社会問題の本の隣に文学書があったとしたらどうでしょう。想像してみてください。そこから未知の本への新 たな興味が生まれる可能性があります。作家順だったり固定したジャンルに本を並べるのは、ほしい本を「探す」という点では便利かもしれません。でも、もはや検索は コンピュータにはかないません。 超大型店に行ってコンピュータで本を探すという皮肉な状況もありますが、それでもリアル書店であれば、目的の棚に行くまでに左右の書棚を見たり、目的の棚の周辺 の本を見ることが可能です。 人間の「思考」が本という装いをまとって並んでいるのが書店の棚です。ジャンルを超えた多様な本が並ぶことで読者の視界が広がり、新しい「思考」に出会える機会 が生まれることを期待したいと思います。 私たち平和の棚の会会員各社は、これからも全国書店のご協力を得て「平和の棚」を広げていこうと考えています。 |
【共に生きる平和フェア】
場所:ジュンク堂池袋本店4F 会期:開催中〜2010年8月20日まで ![]() ![]() ![]() |
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新宿店担当:澤樹より いま、「平和の棚」と名づけられた書棚を売場の一角に設ける書店が誕生している。平和の棚は、いわゆる「積極的平和」と呼ばれる考え方 をコンセプトとして作られていてユニークだ。 「戦争や紛争はもちろん、ニートやDVも、ジャンダー差別やパワハラも、エコで健康な暮らし方も、すべて『平和』の問題です」をキャッチコピーに、平和に関するさまざまな本が ジャンルの枠を超えて集められている。今年で設立3 年目を迎える「平和の棚の会」が全国の書店に呼びかけた。 平和の棚のひとつのモデルとなったのが、ジュンク堂書店新宿店が展開した「反戦平和棚」(2007 年)である。ノルウェーの平和学者、ヨハン・ガルトゥングが提唱した「構造的暴力」という概念に示唆を受 け、コミック、児童書から小説、写真集まで積極的平和を射程する幅広い分野の本を取り揃え、人文書売場で展示した。これを機に、「平和の棚の会」と新宿店はこの棚のさらなる可能性を探るため、2年続けて 数カ月にわたるブックフェアを共同して開催することになる。フェア期間中に連動して行ったトークセッションは10 回を数えた。積極的平和を視野に入れた600 点もの本がずらりと棚に並ぶフェアの様子は朝日 新聞をはじめ多くのメディアに取り上げられ、大きな反響を呼んだ。 1冊の本は別の本とのつながりのなかで新しい物語を生み、新たな読者と出会う。 書店の棚もまた、その時代状況とともに移り変わっていく。その意味で平和の棚は、閉塞感のある既存の棚に替わるものとしてひとつの方向性を示したと同時に、書店員 自らが「平和」について考え、棚を通してそのメッセージを発信していくことを問いかける試みである。 |
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那覇店担当:宇田より 2009年4 月に那覇店が開店するとき、オープニングフェアを「平和の棚の会」に依頼した。棚7 本の大きなスペースを使うなら、これしかないという気持ちだったし、 会も快諾してくださった。 だが、実をいうと、準備が進むにつれて不安を感じるようになっていく。日本でもっとも平和の脅かされている沖縄で、「平和」を謳ってもよいのだろうか。「戦争は よくない、基地はよくない」というだけではすまない事情が、沖縄にはある。本を並べることしかできないのに、受け入れてもらえるのか。 結果として、とくに問題は起こらなかった。 1階の大きな看板を見てフェアの場所を尋ねる方や、長い時間じっと棚を眺めている方も見かけた。売れた本のなかには環境問題やNPO の本もあったから、平和の棚 の趣旨を理解してくださったということだろう。 場所の都合で常設はできなかったが、沖縄本の棚に関連書を残した。沖縄で本を売るにあたって、平和の棚の会の考え方はひとつの指針となっている。 |
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池袋本店では4Fにて「共に生きる平和」フェアを開催(2010/8/20まで)。150点あまりの平和・非暴力についての書籍が一同に介します。
池袋本店フェア担当より:



























